2023.04.08/spacebox/SKIPシティ
ヴェトリラーマン監督作品はAsuran(2019)のみ観賞済み、セードゥパティさんは知ってるという状態で見た。
タイトルはLiberation/開放、鉄格子をイメージしたロゴかな
冒頭の長回しの長さとカメラワークがすごい。なんだあれは。
インターミッション前後の構成がすごかった。同じシーンを別角度で。見え方が変わる。
字幕は早めだけど背景白で見にくいところは少なかったから割と拾えたかな
クマレサンの取り入るために上手くやったりとかもしない実直で不器用な感じ良かった。スーリさん今まではコメディをやっていたというのに驚き。そこからのこのテイストってすごいなあ。クマレサンの悪く言えばバカ真面目さや滲み出る温かさはそのキャリアによりしっくりきているのかも。タイミング悪かったり真っ直ぐすぎてクスッとくるシーンが何ヶ所かあった。ヒロインとの関係性が微笑ましい…お弁当箱のやりとりかわいい…
セードゥパティさんの主な出番は後半の短時間だけど前半の一瞬の目元だけで鮮烈なインパクトを残していくから出てない間もストーリーの背景にずっしりと存在していて、それが内容ともリンクしているし印象的だった。手当たり次第、尊厳なく市民を傷つける警察と村を守り村人に慕われる彼。捕まっても堂々たる態度がかっこいい。(予告でこんなに良いシーンをどーんと出してしまって良いのだろうか。確かにこれを見た人は絶対続編見ると思うけど。)
自分の信念に真っ直ぐな、現在の目的と立場が異なる2人がこれからどう交わっていくのか楽しみ。
インドの方もちらほらいらっしゃって、そこで笑うのか…ってところが何ヶ所かあり興味深かった。